KID

図書館でみつけてダイナマイト・キッドの自伝を読みました。
おそらく彼がしゃべったことを誰かが書き下ろして、それを翻訳しているので
文章としては何が何だかわかりにくい代物です。
しかし返ってそれがレスラーという過酷な職業の姿を浮き彫りにしているようで、中々の迫力でした。

ダイビングヘッドバットを初代タイガーマスクに見舞って、鼻血を出しながらプルプル震えながら
カバーにいく姿は迫力満点でした。
しかしながら古館流にいうところの「筋肉の表面張力」は薬物によって作られたものだったのです。
「ステロイドをやらなきゃ仕事にはありつけなかった。」
当時を振り返って彼は語ります。

その彼もステロイドの連続投与と過酷なファイトの影響で、今は車椅子で静かに余生を送っているとか。

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