“パレートの法則”ってあります。“80:20の法則”とも言います。
・2割の商品が売り上げの8割を占めている
・2割の社員が会社の売り上げの8割を上げている
・税収の8割は2割の人が納めている
・日本のお金の8割を人口の2割の東京の人が使っている
などです。
本業の会社では経営分析などという小難しいことをやらされています。自分の会社の売り上げ構造を分析してみますと、例外なくぴったりこの法則に当てはまっていたりします。2割のお客様で8割の売り上げです。その顧客に関わっている人数も社員の2割。見事です。これを発見したとき、パレートさんってさぞかし心が躍ったことでしょう。
この事実を確認して、何だか目の前の霧が晴れたような実に穏やかな気分になりました。さほど野心もなく、大過なく楽しく過ごせればいいなという四方田もんの僕には、会社員というのはぴったりの職業です。何せ職業意識に燃える2割の人が僕らの給料も稼いでくれるんですから(をい!)
世間では「Web2.0」とか「ロングテール」など話題に上っていましたね。「amazonでは販売部数ランク4万位から230万位の本で売り上げの半分を占めているようだ。」後に3割に修正されたのはご愛敬で・・・これって「amazonくらい他社が参入を憚るほどの規模になれば(これはこれですごいことです)例え尻尾の部分といえどもその金額はでっかい」が正解なんでしょう。
コメント
その話にはさらに追加があって、もっとも優秀な2割だけの社員をピックアップして「精鋭軍団」を作ったらさぞかし効率が良くすごい成績になるかと試みても、結局ピックアップした集団の2割が稼いで、残りの8割はグータラになってしまうそうです。
働きアリの集団からよく働く2割のアリを取り除いたら、残りの8割のうち2割が働くようになるとか…
めぐり合わせもありますしね。何とかなるでしょう。